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九嶺とのコラボレーション

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山田拓児ファーストアルバム『Lite Blue』、ついに18日に発売しました!
録音から発売まで長い道のりでしたが、ようやくここまでたどり着きました。


さて、発売記念として、こんなコラボーレション企画がございます。
以前このブログにも紹介した親友・小川直の広島お好み焼きのお店、「九嶺」(くれ)にて、彼のご好意により素晴しい企画を提供していただきました。
なんと、僕のCDを持参のお客様には、最初のドリンク一杯をサービスしていただけるようです!
期間は僕の誕生日2月11日までということで、CD持参で是非食べにいって下さい。


昨年の夏にオープンしてから、確実に味が変わってきております。
最初から美味しかったけど、更に美味しくなっています。
その時にしか手に入らない食材を使ったメニューもありますので、twitter(@carpbass)をフォローすることをお勧めします。旬の情報が手に入りますよ。

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九嶺のtwitter




= = = = = おかげさまで、たくさんの方に聴いていただいております。
ありがとうございます。

まだまだ在庫はございます(笑)

サイン付きで送料無料で送らせていただきますので、ご希望の方は
infoアットtakujiyamada.com
(*スパム対策です。アットを@に変換して下さい)
までご連絡下さい。振込先等詳細を送らせていただきます。



有名CDショップ(店頭に無い場合注文していただくことになります)や各ショッピングサイトでもお求めになれます。詳しくはこちら

アルバム『LIte Blue』録音準備その2「メンバーは誰にするか?」

録音準備その1はこちら

連載・『LIte Blue』録音準備その2です。


このアルバムの作るにあたって、ギターの阿部大輔にプロデュースをお願いしました。 初めてのアルバム作成だと慣れない事ばかりで録音に集中できないし、阿部さんも自己のリーダーアルバムを出しているので、経験者に頼るのが一番だと思いました。

メンバーの選択。 初めからベースのルーカスとドラムのクインシーは決めていました。 そして管楽器は一人か二人以上か、というところで少し迷いました。 昔から管楽器のブレンドした音色が好きで、理論的にもかなり勉強していたので。

実はこの時にトランペットのAmbrose Akinmsireにお願いして2管にしようかと考えていました。(これは阿部さんにも誰にも言ってなかったなか?) 名門Blue Noteレーベルからリーダー作を発表し、現在ジャズトランペット界で最も勢いのあるアンブローズですが、彼との出会いはおそらく2003年か2004年。 ベースの津川久里子が高校生からの友人ということで、紹介してくれたのが最初の出会いでした。 一緒にヴァージン・メガストアでインストア・ライブをやったこともあります。

結局予算とアルバムの様々なバランスを考えて、基本的にはサックス、ピアノ、べーすとドラムの4人で、曲によって阿部さんを加えた5人にしようと決めました。

さて、ピアノは誰にするか? 自分の中では、ダニーと録音したい!という気持ちはありました。 しかし、ライブは見たことはあるが、話をしたことはない。 ジャズピアノ界でその才能は突出していて、世界で活躍するプレイヤーで、僕がお願いしていいのか、と考えていました。
でも、ダニーと録音できたら最高だ、、、
そんな時に、強く励まし僕の気持ちを動かしてくれたのは、ギタリストで今回のアルバムのプロデューサー、阿部大輔。
「願えば叶う」「動けば実現する」「一緒に演奏したい人と録るべき」
こう説かれ、気持ちは「よし、このメンバーで挑む」と決心。

それから阿部さんがダニーに連絡。
このアルバムの最重要人物とも言えるピアノのダニー・グリセットを迎え作品を作ることができました。
ピアニストがダニーに決定したのは、録音の1ヶ月前のこと。 そして皆忙しいのに、運良くメンバー全員とスタジオのスケジュールが合いました。 運命なのかな、と思いました。

その3へ…

アルバム『Lite Blue』録音準備その1「作曲」

ファーストアルバム「Lite Blue」(読み方はライト・ブルーです)、発売まであと一週間となりました。



これまでアルバム参加メンバーを紹介してきましたが、今日はこのアルバム完成までの経緯をお話しようと思います。

先ずレコーディングをしたのが2008年の10月。
今から3年も前の話です。

3年経った今、この録音を聴いてみて、テクニックは今より劣っていますが、当時のぼくにしか出せない音、その時の境遇、人生観や経験が音に表れていると感じます。

このアルバムを作ろうと思ったきっかけは、僕の6年半に及ぶアメリカ生活の一つの区切りとして、帰国前にその記録を残したいという気持ちでした。

そして、「ここはアメリカ、憧れのミュージシャンと録音したい!日本に帰ったら出来ない事はないけど、このタイミングを逃したら一生録音できないかもしれない」という気持ちがあり、録音に至ったわけです。

ボストンからニューヨークに移ってから、長い間自分のアルバムを作りたいと思っていましたが、より強く感じたのは帰国をする半年前でした。
それから、先ずは最初の準備は曲を用意するところから始めました。
それまでもオリジナルを書いていましたが、アルバム作品として出す時に全体のバランスを考えるとこれでは足りないと思いました。似たようなテンポや曲調ばかりではアルバムとしてはバランスが悪いので様々な曲が必要になります。


録音に入る前までは、寝ても覚めても作曲しなくては、ということばかり考えていて、朝起きたら何よりも先ずキーボードの前に座っていました。
僕は作曲はとても時間がかかるので、一曲完成するまでに3ヶ月かかることもあります。
(ちなみにタイトル曲、Lite Blueは僕にしては珍しく20分という短い時間でできた曲です)


そして曲が揃った。
UoUのメンバーにも沢山演奏してもらって試行錯誤しながら。


あとはどこで誰を録音するか?

その2へ続く



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『Lite Blue』のご購入は主にインターネット、CDショップでお求めの他、
サイン付きのご要望も承っております。
詳しくはDiscographyのページをご覧下さい。


アルバムメンバー紹介:阿部大輔

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『Lite Blue』メンバー紹介、最後はギターの阿部大輔
阿部さんは在米10年を越して今でもニューヨークを拠点に活動しているギタリストです。 僕は洗足学園大学の1学年上の先輩でもあるので、かれこれ14年近い付き合いになります。

阿部さんはこのアルバムのプロデューサーでもあります。 作品全体のバランスは阿部さんの意見が大きく反映されていますし、録音までの準備、録音後の編集作業など統括して下さいました。
そしてギタリストとして6曲参加しています。 阿部さんの特徴は、とにかくメロディアス。
本人のオリジナル曲は、とてもユニークで、耳に馴染み易い、優しく時に切ない、人種を超えて心の琴線に触れる音楽。
そして演奏に関してですが、作曲というのは時間をかけてメロディを何度も作り直してようやく人前に発表するわけですが、ジャズの一番大きな要素「即興演奏(アドリブ・ソロ)」に関しては、その瞬間において音を出していく必要があるわけです。 メロディアスに即興することはとても難しいことで、いわゆる常套フレーズであったりパターンを繰り返すプレイヤーはとても多いのです。
阿部さんは、題材の曲の中にもう一曲作曲しているような演奏をします。
2005年にはドイツの名門ジャズレーベル、Nagel-Heyerからリーダー作を発表しています。 名作ですので、是非お聴きしていただきたい一枚です。 参加ミュージシャンもとても豪華なのです。 (本人のホームページのsoundのページmyspaceで試聴できます) アマゾンでのご購入はこちら


ニューヨークのスモールズというクラブでの演奏。 固定のカメラですが、お店とお客さんの雰囲気とノリの良さが感じられると思います。 ギターソロはここから。

また、僕がニューヨークに住んでいた時に、当時同じくNYに住んでいて仲間と結成したユニット『UoU』(ゆーおーゆー)もチェックしていただけると嬉しいです。 こちらは5人メンバーのバンドで、二人がニューヨークに住んでいるので、半年に一度を目処に日本でツアーを慣行しているバンドです。
昨年8月のMotion Blueでのライブ。 Ofro Songという阿部さんのオリジナル曲。


今回、ライナーノーツをお願いした、日本ベース界の巨匠でもあり、僕が参加しているGeneration Gapというバンドのボスでもある鈴木良雄氏が、…

インターネットラジオ:JJazz Net

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先日、JJazz.Netというインターネットラジオから取材依頼を受けまして、収録してきました。
「Touch of Jazz」というコーナーで、アラサーミュージシャンの座談会という企画。

ピアノの佐藤浩一くん、ベースの千葉広樹くんとの座談会です。
僕達のおしゃべりが聞けます。
ミュージシャンサイドから感じた現在のジャズシーンの実態などを話しています。

また僕達の曲も聞けます。
僕はもうすぐ発売の『Lite Blue』から、1曲目の曲「In A Reverse Way」という曲を選択しました。
フルヴァージョンは今のところここでしか聴けないので、是非聴いてみて下さい。

2月1日17時までの期間限定配信なので、是非お早めにお聴き下さい。

アルバムメンバー紹介:Danny Grissett

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ダニー・グリセット。
今、世界で最も注目されているピアニストの一人である。

マンハッタンのジャズギャラリーというお店で、ロイ・ハーグローヴ、ダレン・バレットの2トランペットのライブを見た時が最初の出会いだと記憶している。
ベースはリューベン・ロジャーズ、ドラムはグレッグ・ハッチンソン。
この4人は皆同世代で、80年代後半から活躍し、沢山のジャズレジェンズとの共演を経て、今では世界を代表するプレイヤー達だ。
その中で一世代若いピアニスト、ダニーがいた。


ダニーを見たのはその時が初めてで、すぐにそのプレイに魅了された。
初めて聴くサウンドでとてもオリジナリティが強いけど、ルーツはすぐ分かる。
とても伝統を重んじたサウンドだ。
そしてとても好きな音楽性だった。


以来、彼のサウンドが気になり、調べると色んなプレイヤーと演奏しているが分かった。
現在トランペットのトム・ハレルのバンドを始め、沢山のミュージシャンからのオファーが多い、世界のファーストコール(仕事を頼む時に電話を一番最初にかけること)ミュージシャンだ。


現在まで4枚のリーダー作を、オランダの名門ジャズレーベル「クリス・クロス」から発表、サイドマンとしては、トム・ハレル、ジェレミー・ペルト、ヴィンセント・ハーリング等、特に管楽器プレイヤーからの信頼がとても厚い。


実際の一緒に演奏してみると、彼から湧き出るアイデアに驚くばかりであった。
ソロを取っても、僕の伴奏をしていても、ダニーにしか出せない音に包み込まれた。

リハーサルとレコーディング2日間、合わせて3日の演奏だったが、とても幸せな時間を過ごした。
これぞ、ニューヨーク。
ダニーと録音したいという夢がかなった瞬間だった。


ハービー・ハンコック、マルグリュー・ミラーに続く新しい世代の「音の魔術師」。
その魔法にかけられ新しい色が描き加えられた曲とメンバーのプレイを是非楽しんでいただきたい。

Steve WillsonとのDuo。
ミステリアスなダニーのオリジナル。
美しいです。



Dannyのリーダー作、第一弾。
コルトレーンのMoment's Notice、オリジナルとはかなり印象が違ってきこえます。


アルバムメンバー紹介:Quincy Davis

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

山田拓児ファーストアルバム"Lite Blue"の発売まで2週間を切りました。
発売間近ということで、各ショッピングサイトから予約できるようになり、また嬉しい商品説明を書いて下さっております。
ありがとうございます!
Discographyのページから各ショッピングサイトにリンクを貼りましたので、ご予約していただけると嬉しいです。宜しくお願い致します。


さて、まだまだLIte Blueに関してお伝えしたいお話があります。
メンバー紹介もまだ一人しか書いていないので、今日は二人目を書こうかと思います。

今日はドラムのQuincy Davis(クインシー・デイヴィス)。
彼との出会いはニューヨークのジャムセッション、お店はクレオパトラズ・ニードルで会ったのが最初だと思います。


ジャズを演奏し始めて、ジャズを演奏するには本場の音を聴かないといけない、と思いアメリカに渡りました。
日本に比べると、ジャズの存在そのものが違いまし、ジャズに限らず全ての音楽がより人々の生活の一部に根付いています。

ジャズにおいて、全ての楽器の中で日本と一番違いを感じるのはドラム。
リズム、音色、様々な事が違います。
違う事が悪いことではないのですが、それが本物か嘘かということが大事で(これも何をとって本物かという議論は難しいところではあります)、本物であれば違っても良いと思っていますし、それが個性だと思います。


クインシーの音は太くリズムはタイト。
スタイルで言えば、何でも叩くのですが、40年代から60年代のストレートアヘッドなジャズのスタイルを物凄く研究していて、ジャズドラムのリズムの伝統を受け継ぐプレイヤーです。
現代ではジャズも様々なスタイルに枝分かれしていて、何でもジャズになっていますが、ジャズ特有のリズム、グルーヴ感を身体の深い所で消化しているプレイヤーは年々減ってきているように感じます。

リズムの伝統を受け継ぐことは大事で、それは古い事をやれば伝統を受け継いでいるということではないと思っています。
「変える」ということがジャズの本質であり伝統だと思うので、ただ古いスタイルに固執するのでは、伝統を守っているとは言えないと思います。

古い言い回しを消化して自分の話し方で言う。
クインシー(レコー…