2012年5月19日土曜日

大阪市音楽団のはなし

大阪市音楽団の解散危機の話、皆さんはご存知でしょうか?

今日はピアニスト西山瞳ちゃんがこの問題をブログで綴っているのを読み、彼女の音楽家としての姿勢・生き様に感銘を受け、そして彼女の記事を沢山の方に読んでいただきたいと思い、この記事を書いています。
彼女の記事はこちら
先ずはこちらを読んでいただけると嬉しいです。
(むしろ下の===以下は僕の雑記なので、時間があればお読み下さい。)
とても素晴しい内容で、この問題はどういうことに繋がっているのか、明確に示しています。
一フリーランスミュージシャンとしてとても勉強になりますし、子供が楽器をやっているなど、ちょっとでも生活の一部に音楽がある方は是非ご一読を。


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少し前にこの問題をtwitterを通して知りましたが、僕はブログやtwitterで特別何もいうことなく、しかし見過ごしているわけでもなく、こころの中のモヤモヤ感が晴れる事なく気になっていました。

というのも、今こうしてサックスを吹いているのも、中学校の吹奏楽部でサックスを始めたことがきっかけで、高校入学後も吹奏楽部に入り、計6年間汗と涙を流し青春の日々を送ってきました。高校の時なんて、全てをそれに賭けていた感はあります(笑)
音楽室を使える事をいい事に、朝早く学校に行ってコルトレーンを爆音で聴いていたり。
(まぁそんな話は今度。)

僕はこうしてサックスを吹く仕事をしていますが、楽器をやめた人も良き青春の1ページとしてこころの中にいつまでも残っている方は全国に何十万といるはずです。


今では僕自身が吹奏楽の楽団の中に入って演奏することはありませんが、多くの僕の小中学生の生徒が吹奏楽部に属していて、吹奏楽の強い中学・高校にいきたい!という生徒は少なくありません。
勝手かもしれませんが、生徒を通して自分の中では吹奏楽との繋がりをほんの少しでも保っているつもりです。


アメリカに渡った時に思ったことですが、「教育」とは何ぞや?ということを肌で感じました。
衝撃的だったのは、バークリー時代、学校のビッグバンドで(一番ハイレベルだったかな)とあるジャズフェスに出演しました。

その時に、全米オールスターの選抜高校生のビッグバンドが出演していました。
指揮はジャズレジェンズのジミー・ヒース。
そのバンドの上手いこと!とても我々バークリーで学んだ者よりも凄みを感じました。
彼らの演奏に度肝を抜かれたのと同時にアメリカの広大さ、それは教育のあり方、文化・エンターテインメントに対する考え方と土壌、そのようなものを肌で感じたステージでした。


僕の(音楽的に)一番尊敬する人物、チャーリー・パーカーも「教育は大事だ」ということを言っていたそうですが、(教育とは何か?というところは人それぞれ違うし自分の思う教育で判断しますが)

今、ひとつの教育が無くなろうとしています。

アメリカから帰ってきたときに、教育のシステムを変えることは難しいだろうが、何か少しでも日本の音楽教育に還元できればいいなと思いました。

プロの音楽家、吹奏楽の経験者、子供が楽器をやっている親御さん、
少し考えて、一緒にモヤモヤしましょう。
そのモヤモヤがたまって爆発した時に何かが動くと信じています。






2012年5月18日金曜日

UoUのレコーディング

先週、UoU(ゆーおーゆー)の第2作目を録音しました。
詳しくはUoUブログの方に書いてあるので、是非読んで下さい。
発売は秋頃を目標としております。
お楽しみに!

自分の曲のハーモニーを確認中。

2012年5月17日木曜日

平山順子「Relic Shrek Shellac」という作品

サックスの平山順子さんのCDが2月に発売されました。
同じアルトサックスという楽器で洗足ジャズ科の同期でもある彼女、ちょうど僕とほぼ同じタイミングで初リーダーアルバムを発表ということで、お互いの作品が気になり交換しました。
そしてお互いのCDレビューを書こうという話に。

ここからはCDレビューというより、平山さんのプライベートな話にもなるかもしれませんが、きっとファンはそういう話も聞きたいはず(笑)なので、思い通り綴らせていただきます。


思えば、平山さんとは全然違う道から始まって、今はお互いがかなり近いところにいるように個人的には感じます。
彼女はもともと洗足のクラシック科で勉強し、ジャズ科に再度入学。
僕は中村誠一さん、彼女はボブ・ザングさんに師事。
卒業後僕はアメリカへ、彼女はライブ等の音楽活動と共に講師業にもかなり力を注いできました。

この講師という職業は、10年以上楽器を演奏していても、人に的確に教えるということは意外に難しいものです。
おそらく、どんなに凄いミュージシャンでも教える事は苦手、という方もたくさんいるかと思います。
僕は日本に帰ってきてからなので3年程前から始めていますが、平山さんはもう10年以上続けている大先輩であります。
日常的に人に教えることによって得られるものは計り知れないものがあります。
「教えることは教わること」だと思っていて、実際僕の場合、アメリカから帰ってきて沢山の人に教えることで技術的には飛躍的に上達しました。
平山さんもそういうところはあると思います。
確実に昔の音とは違います。


音。
これは楽器を演奏する上で、一番個性が出るところであり、努力して音色を良くもできますが、努力しても変えられないところはあります。
とりわけ、管楽器の音色は声帯に委ねている部分も意外に大きいので、ボーカリスト同様持って産まれたもので勝負する覚悟が必要なのです。
彼女は楽器オタクでもあるので、自分の身体に合った楽器(本体とマウスピース、その他ストラップなどの細かい物まで)を選んでいるように感じます。
自分の持って産まれてきたもので勝負するところ、声帯や骨格などの身体的に変えられないところは楽器に身を委ねてカバーする必要があります。
平山さんはそのバランスがとても良いいように思います。


今回のCDのキーワードはまさに「音」。
平山さんの音色のすばらしいこと。質感、艶やかさがとても良い。
4〜5年前と比べると、ここ最近は前述したボブさんの影響が自分の物として内側の奥深いところから出てきているのかと感じました。
そして平山さんの音だけではなく、バンド全体の音がとても柔らかくて、生々しくて心地よいのです。


また、ジャズファンには嬉しいスタンダード曲も入っています。
ジャケ裏面を見て、「へぇ〜珍しい、1曲目からスタンダードなんだ」と思ってCDを聴いたら、納得。
一曲目って、大事ですよね。しかも初リーダー作。
そこにあえてスタンダードを持ってくるのにはわけがあると思います。
そのアレンジのセンスの良いこと。
演奏はもちろん、アレンジとバンドのサウンドを最初の一曲で印象づけられ、
直ぐに平山ワールドに誘いこまれます。

オリジナルの作曲センスは昔から羨むほど、本当に素晴しいんです。
ピアノの角脇真のオリジナルも入っていますが、これも良い。
二人とも共通することは、演奏する側から言うと演奏するのは難しいのですが、聴いている方は全然そんな風に聴こえないような心地よさを感じます。
普通はそう書きたくても書けないんです。
僕の曲なんて、難しそうに聴こえて、実際難しいんです(笑)


聞き終わると、「あれ、もう終わったんだ」と独り言をつぶやきました。
プレイヤーに目を向けるとなんと67分!
最近のCDの中では多い方なんですが、あっという間に終わってしまう感覚で、
もう少し聴きたくなります。
しかしそれがまたまたいいんでしょうね、次の作品やライブを見たくなりますから。


この作品はなんと平山さん個人でレコード会社(KOTORI LABEL:コトリ・レーベル)を立ち上げたということも特筆すべきことでしょう。
こういう作品を世に出したい、という意見がすんなり通るのが個人レーベルの強みではありますが、それなりにリスクはあります。
そのリスクを背負って会社設立しています。
しかし、この先こういうレーベルが日本の音楽シーンを変えていくことになります。
彼女の第2作目や、彼女がプロデュースする作品など、色んな作品が出る事を期待して、これからもKOTORI LABELを応援していきましょう!



そんな平山さん、NHK-FMのJazzの老舗番組「セッション」に出演予定だそうです。
応募のして抽選の上、当たれば無料で観覧できます。
お近く方、是非応募してみて下さい。
また、是非ライブにも行ってみて下さい。

平山さんのサイトはこちら



このジャケットデザインも平山ワールド全開。


2012年4月14日土曜日

『Lite Blue』発売記念ツアー終了

少々さかのぼりますが、3月23日から始まった『Lite Blue』発売記念ツアー、無事全日程終了しました。
先ずは各地のライブハウスにお越しいただきました皆様、本当にどうもありがとうございました。
CDを併せてご購入して下さった方、また事前に購入してサイン用に持ち込んで来て下さった方、ありがとうございました。


今回はただのライブではなく、CD発売記念ライブであったので、CDに収録されている曲をメインに演奏しました。
ほぼ毎日同じセットリストで演奏し、自分も含め、曲の理解度が増し、日に日に自由になり表現力に幅が出て来たと実感。
また同時に課題も見え、そしてどうすればもっとメンバーの魅力を引き出せるか、ライブを重ねないと分からない発見が沢山あり、とても得るものが多いツアーでした。

今年はリーダーライブを、先ずは月1回を目標にできればと思っております。
5月はありませんが、6月から8月は毎月リーダーライブがあるので、是非来ていただけると嬉しいです。



山形オクテット裏にあるそば屋にて。
旨かった!ゲソ天もGood!!

2012年4月4日水曜日

2012年6月スケジュール

2012年6月スケジュール
(簡易版:詳細は後日更新します)

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6月9日(土)町田 Noise
山田拓児Quartet
山田拓児(as,ss,bcl)片倉真由子(p)本川悠平(b)二本松義史(d)

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6月11日(月)南青山Body&Soul
片倉真由子Quintet
片倉真由子(p)山田拓児(as,ss,bcl)浜崎航(ts,ss,fl)佐藤”ハチ”恭彦(b)二本松義史(d)

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6月12日(火)銀座No Bird
山田拓児Quartet
山田拓児(as,ss,bcl)片倉真由子(p)本川悠平(b)二本松義史(d)

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6月16日(土)御茶ノ水NARU
大坂昌彦グループ
大坂昌彦(d)山田拓児(as,ss,bcl)西口明宏(ts,ss)今泉正明(p)島田剛(b)

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6月19日(火)横浜Dolphy
鈴木良雄Generaion Gap
鈴木良雄(b)中村恵介(tp,flh)山田拓児(as,ss,bcl)ハクエイ・キム(p)大村亘(d)