Jazz Perspective


先週、Jazz Perspectiveという雑誌を買った。
雑誌という言葉からするイメージとは違い、手にとった時にがっちりとした質感がある。


また内容にはびっくり。
表紙のオシャレなデザインから想像するものとは違い、教則本と言ってもいいような内容。
今回はフレンチ特集ということもあり、僕の全く知らないアーティストの名前が沢山出てくる。
フレンチ・ジャズの変遷、レーベル、アーティスト、「へぇ〜、こんな世界があるのかぁ」と感じた。
教則本と書いたが、一冊読み終えると疲労感を感じてしまうほど、あながちその表現は間違っていないと思う。
それほど情報の量と質、深さがあり、僕にとっては新鮮であった。


また、ミュージシャンサイドから見た感想として、あまりお金のニオイを感じない雑誌だなぁとも思った。
一種の、「偏り」が感じなかったからであろうか。


個人的には、ピアニスト西山瞳ちゃんの記事がとても良かった。
僕はお会いした事のないレコード店店主のお話ですが、胸がじーんとしました。
また、一人のアーティストとしての信念や心構えなど読み取れて素晴しいと思いました。


こういう雑誌が増えてほしい。
この雑誌、先週第3号が発売されて、次回は4月発売らしい。
5ヶ月先。
先ずは季刊誌、そして隔月から毎月発売される事を願って(発行元は年間発行回数が増える事を望んでいるかどうかわかりませんが)、微力ながら応援しようと思います。


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