アルバム『LIte Blue』録音準備その2「メンバーは誰にするか?」
<録音準備その1はこちら>
連載・『LIte Blue』録音準備その2です。
連載・『LIte Blue』録音準備その2です。
このアルバムの作るにあたって、ギターの阿部大輔にプロデュースをお願いしました。
初めてのアルバム作成だと慣れない事ばかりで録音に集中できないし、阿部さんも自己のリーダーアルバムを出しているので、経験者に頼るのが一番だと思いました。
メンバーの選択。
初めからベースのルーカスとドラムのクインシーは決めていました。
そして管楽器は一人か二人以上か、というところで少し迷いました。
昔から管楽器のブレンドした音色が好きで、理論的にもかなり勉強していたので。
実はこの時にトランペットのAmbrose Akinmsireにお願いして2管にしようかと考えていました。(これは阿部さんにも誰にも言ってなかったなか?)
名門Blue Noteレーベルからリーダー作を発表し、現在ジャズトランペット界で最も勢いのあるアンブローズですが、彼との出会いはおそらく2003年か2004年。
ベースの津川久里子が高校生からの友人ということで、紹介してくれたのが最初の出会いでした。
一緒にヴァージン・メガストアでインストア・ライブをやったこともあります。
結局予算とアルバムの様々なバランスを考えて、基本的にはサックス、ピアノ、べーすとドラムの4人で、曲によって阿部さんを加えた5人にしようと決めました。
さて、ピアノは誰にするか?
自分の中では、ダニーと録音したい!という気持ちはありました。
しかし、ライブは見たことはあるが、話をしたことはない。
ジャズピアノ界でその才能は突出していて、世界で活躍するプレイヤーで、僕がお願いしていいのか、と考えていました。
でも、ダニーと録音できたら最高だ、、、
そんな時に、強く励まし僕の気持ちを動かしてくれたのは、ギタリストで今回のアルバムのプロデューサー、阿部大輔。
「願えば叶う」「動けば実現する」「一緒に演奏したい人と録るべき」
こう説かれ、気持ちは「よし、このメンバーで挑む」と決心。
それから阿部さんがダニーに連絡。
このアルバムの最重要人物とも言えるピアノのダニー・グリセットを迎え作品を作ることができました。
こう説かれ、気持ちは「よし、このメンバーで挑む」と決心。
それから阿部さんがダニーに連絡。
このアルバムの最重要人物とも言えるピアノのダニー・グリセットを迎え作品を作ることができました。
ピアニストがダニーに決定したのは、録音の1ヶ月前のこと。
そして皆忙しいのに、運良くメンバー全員とスタジオのスケジュールが合いました。
運命なのかな、と思いました。
その3へ続く