アルバムメンバー紹介:阿部大輔
『Lite Blue』メンバー紹介、最後はギターの阿部大輔。
阿部さんは在米10年を越して今でもニューヨークを拠点に活動しているギタリストです。
僕は洗足学園大学の1学年上の先輩でもあるので、かれこれ14年近い付き合いになります。
阿部さんはこのアルバムのプロデューサーでもあります。
作品全体のバランスは阿部さんの意見が大きく反映されていますし、録音までの準備、録音後の編集作業など統括して下さいました。
そしてギタリストとして6曲参加しています。
阿部さんの特徴は、とにかくメロディアス。
本人のオリジナル曲は、とてもユニークで、耳に馴染み易い、優しく時に切ない、人種を超えて心の琴線に触れる音楽。
そして演奏に関してですが、作曲というのは時間をかけてメロディを何度も作り直してようやく人前に発表するわけですが、ジャズの一番大きな要素「即興演奏(アドリブ・ソロ)」に関しては、その瞬間において音を出していく必要があるわけです。
メロディアスに即興することはとても難しいことで、いわゆる常套フレーズであったりパターンを繰り返すプレイヤーはとても多いのです。
阿部さんは、題材の曲の中にもう一曲作曲しているような演奏をします。
2005年にはドイツの名門ジャズレーベル、Nagel-Heyerからリーダー作を発表しています。
名作ですので、是非お聴きしていただきたい一枚です。
参加ミュージシャンもとても豪華なのです。
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ニューヨークのスモールズというクラブでの演奏。
固定のカメラですが、お店とお客さんの雰囲気とノリの良さが感じられると思います。
ギターソロはここから。
また、僕がニューヨークに住んでいた時に、当時同じくNYに住んでいて仲間と結成したユニット『UoU』(ゆーおーゆー)もチェックしていただけると嬉しいです。
こちらは5人メンバーのバンドで、二人がニューヨークに住んでいるので、半年に一度を目処に日本でツアーを慣行しているバンドです。
昨年8月のMotion Blueでのライブ。
Ofro Songという阿部さんのオリジナル曲。
今回、ライナーノーツをお願いした、日本ベース界の巨匠でもあり、僕が参加しているGeneration Gapというバンドのボスでもある鈴木良雄氏が、「なかなかこんな素晴しいギタリストはいない」「日本に住んでいないの?」「一緒に演奏したいなぁ」と褒めまくりでした。
是非、阿部さんのこれからの活動にも注目していただけると嬉しいです。