アルバム参加メンバー紹介:Luques Curtis

あっという間に12月に入りましたね。
東京は前日との気温差11度。一気に冬になりました。


さて、リーダーアルバム『Lite Blue』の発売まで約1ヶ月半。
これからこのアルバムに関する情報を少しずつ公開していきます。

先ずは、どんなメンバーなのか?気になる方も多いと思いますので、メンバー紹介の記事を書いていきます。


参加ミュージシャンの紹介、第1回目はベースのLuques Curtis。
名前、あまり見慣れないと思いますが、正式に英語の発音で言うと、カタカナ表記でルケェァースに近い感じかな??
このブログではルーカスで書きます。


彼はバークリー音楽大学で知り合い、同じ年に卒業し、そして彼もニューヨークに拠点を移しました。
彼のプロフィールを最近見て知ったのですが、全額奨学金の生徒だったようです。
バークリーというのは、本当に「ピンキリ」で、学生と言えど、この全額奨学金の生徒たちはワールドワイド・クラスと言っても過言ではありません。僕が在籍していた時は、テナーのWalter Smithや、トランペットのChristian Scottなどが在籍、その頃からアメリカ国内外で活躍していました。


ルーカスの魅力はなんと言っても、ベースの音とグルーヴ感覚。
ポール・チェンバースやダグ・ワトキンス、ブッチ・ウォーレンのようなあの時代のスウィングのグルーヴ感覚。
そこにいてほしい、前に出しゃばることはなく、それでいて存在感の大きさはバンドで一番。
ルーカスは、現在ニューヨークで色んなバンドで活躍していて何でも弾きますが、特にその時代の音楽を凄く研究しています。


また、もう一つの彼の魅力はラテンのグルーヴ。
ラテンとジャズは言わば「いとこ」のような関係ですが、そのリズムというのは演奏するととても難しく、両方の"本物の"グルーヴ感覚を身につけているルーカスのようなミュージシャンは実は多くはありません。

ルーカスはラテンジャズピアニストの大御所、エディ・パルミエリのバンドにも参加しているほど。
エディ・パルミエリとトランペットのブライアン・リンチその双頭バンドのアルバムがグラミー賞を受賞しましたが、実はルーカスもこの録音に参加しています。

そして兄(確か兄だったと思う)のザッカイとの兄弟双頭ユニット、The Curtis Brothersもラテンジャズの魅力をたっぷりと味わえますが、なかなかこういうバンドは日本に紹介されないのが残念です。
因みに、このユニットの最新アルバムが発売されたばかりです。
ドナルド・ハリソン、ジミー・グリーン、ラルフ・ピーターソンなどが参加しています。


こうして日本からルーカスの活動を見ていると、彼の音楽の深さに感銘を受けて信頼しているミュージシャンが多く、年々その活動の幅が広がっていくというのが良く分かります。
本当に凄いミュージシャンなのです。
(おまけに、超がつくほどのイケメンです。 )

そして、なんと!このタイミングで、
彼が今月日本にやってきます!!
12月17日と18日の2日間だけの公演ですが、Blue Note Tokyoにステフォン・ハリスのバンドで来日!
17日は、僕は近くのBody&Soulで演奏しています。
是非、Blue Noteでチェックして、その後Body&Soulに遊びに来て下さい。
個人的にはもしかしたら、ルーカス達がBodyに来る事もあったり、なんて期待しています。


是非ルーカスのサイトもチェックして見て下さい。
CDや映像など沢山情報が載っています。



最近の僕のヘビーローテーション、Captain Black Big Bandにも参加していますよ。


= = = = =
山田拓児ファースト・アルバム
『Lite Blue』に関してはこちらから

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